憲法記念日

 本日は憲法記念日、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨として制定された祝日です。
 新聞をはじめ各報道機関においても憲法をテーマに世論調査結果や識者の論評が掲載、主張されています。
 今は新型コロナウィルス対策が最優先課題です。しかし、同時に憲法の意義や内容についても常に議論しあう環境は整えておくべきです。世界情勢はいつ変化してもおかしくない状況であることは歴史が語っています。世界情勢が変化した場合、グローバル社会の一翼を担う日本も対岸の火事ではすみません。さらに現在の日本においては、首都直下型地震や南海トラフ大地震をはじめ災害もいつ起こるか予測が難しい状況です。このような社会情勢が変化した場合においても、行政機関、立法機関、司法機関が止まらないように体制を整えておくことは立法機関の務めであり、その権限の源は主権の存する国民であり日本国憲法だと思います。
 憲法の解釈は諸説あり一つではありません。私の解釈もあくまで私自身の解釈でありそれは主張のひとつです。日本国憲法第3章において国民の権利及び義務が定められており、日本においては様々な解釈が自由にできる環境にあります。
 私は、日常生活の中で日本国憲法のあり方について活発な議論の場があってほしいと願うとともに皆さんと話し合っていきたいと思います。そして、国難を乗り越えるべきことが最優先ではありますが、立法機関の責務として衆参憲法審査会において憲法に関する議論を不急と言わず活発にしてしていただきたいと思います。